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深雪〜miyuki〜 第十話〜一緒に〜


―ひょんなことから深雪たんと再会を果たした僕。

そして深雪たんの妹、深里ちゃんを連れ一緒に温泉へやってきた僕達。
その先で偶然にも静名さんと出くわす。

静名「…まーさか、こんなところで会うなんてねぇー
裏「…いやはや奇遇ですね
静名「しっかしまぁ、裏葉君ってば可愛い女の子二人も連れまわして…ニヤニヤ

僕を見ながらニヤニヤと笑う静名さん。
ニヤニヤ。

裏「…どうかしましたか?
静名「いーや、べっつにー?v
裏「ふーん…そうですか
静名「ふふふv

いや、まぁ静名さんの考えそうなことなら大体予想つくんだが。
大方両手に花でハーレムだねってとこだろう。

…うん、まぁ否定はしないでおく。

深里「裏ちゃん、お知り合いですか〜?

後ろからひょこっと話に加わる深里ちゃん。

裏「あー…、うんえっとね、この人は…えーと

……。
なんて説明したらいいんだろう。

成り行きで知り合ったファミレスのウェイトレスさんとでも言うべきか。
いや、どんな成り行きだそれは…。

まぁ言ってしまえば深里ちゃんも成り行きで知り合ったウェイトレスに該当するのだが。

静名「ふふw裏葉君とは昨夜一晩を共にした仲なんですよーv
裏「え゛

凍りつく時の流れ。

体中の水分を全部流れ出す勢いで全身から冷や汗をふきだす僕。

静名「なーんて、冗談ですよーv

唇に人差し指を当て、クスクスと笑う静名さん。
その笑顔はとても魅力的だがしんでくれ。

裏「あの、静名さん勘弁してくださいよ…
静名「ふふw照れない照れないv
裏「いや…照れてないし、そもそもなんですかその話の流れは
静名「ぷ…裏葉君ってば慌てちゃってもう、あはははw

いやいや、そこは笑うところじゃないと思うな!
相変わらずこの人のテンションにはついていけない。

深里「…むむー、もしかして裏ちゃんの幼なじみ?
裏「…。

…その発想は一体何処から湧いて出たんだキバヤシ。

深雪「ええと…貴女は確か昨日の…
静名「ふふwお客さんまたお会いしましたねーv
深雪「ウェイトレスさん…ですよね?
静名「堺、堺静名って言いますv
深雪「あ、その…宜しく御願いします

そう言って静名さんに軽くお辞儀する深雪たん。

静名「あははwそんな改まらなくてもいいですよーw
深雪「あ…私、早瀬です。早瀬深雪って言います
静名「そっかぁー、宜しくね、深雪ちゃんw
深雪「あ…、よ、宜しく御願いします…

深雪たんは少し顔を赤らめながらそう答えた。

裏「ところで静名さんはこんなところで何やってるんですか?

僕は思いだした様に静名さんに問いかける。

静名「何やってるも何も従業員のバイトだよー
裏「昨日はファミレスで働いてらしたじゃないですか
静名「ふふふ、お姉さんは偉いからバイト掛け持ちしてるんだよーv
裏「…へぇ、頑張りますねぇ
静名「へへー、まぁねw

手を前に差し出し子供みたいにVサインする静名さん。
不覚にもそんな仕草に萌える僕。

静名「それにしても…裏葉君ってばやっぱり付き合ってたんじゃなーいw
裏「え?

それも束の間、唐突にそんな事を口走る静名さん。

静名「もー、此処まできてとぼけても無駄だってぇーw
裏「い、いやあの…
静名「裏葉君と深雪ちゃん、付き合ってるんでしょ?

…oh.

裏「そう…見えますか?
静名「見えるも何も、普通恋人同士じゃなきゃ温泉旅館なんて来ないじゃーないv

……。
返す言葉も無いです。

静名「今夜はお楽しみだねー、裏葉君?v
裏「……。

隣で火を吹く程に顔を真っ赤にして俯く深雪たん。

裏「まぁ…これはその…、悪い女に騙されてその…
深里「ほんと、世の中怖いですよねぇ〜

いやお前が言うな。

裏「…あのっ!出来たら温泉だけ入ってすぐ帰りたいんですけど!

このまま場に流されるわけにはいかない…と、駄目元で静名さんに御願いを試みる僕。

深里「え〜!裏ちゃんさっきは良いって言ったのに〜…
裏「いや…だって…
深里「ぶー…、嘘ついたー…
裏「…。
深里「女を騙すなんて…最低
裏「……。

後ろで深里ちゃんが何か言ってるがこの際無視することにする。

静名「…んーと、よくわからないけど何か訳ありなのかな?
裏「うん、まぁその、すごく…
静名「そっかぁ、うんわかった。おねーさんがなんとかしてあげるv

!!!!!!!1112

裏「ほ、ほんとですか?
静名「うん、まっかせなさーいv
裏「し、静名さん…

神ってレベルじゃねーぞ!

静名「ただしぃ…
裏「はい?
静名「裏葉君が深雪ちゃんと二人で温泉入ったらねv
裏「…え
深雪「ふ、ふぇ…?

静名さんの突然の提案に二人してぽかんとする僕と深雪たん。

それはその、是非…じゃなくて。

深雪「え、えっと…堺さん

おどおどした様子で話しかける深雪たん。

静名「静名でいいよー
深雪「あ、あの…静名さん、それはちょっと…
静名「嫌かな?
深雪「その……恥ずかしい…です…し…その…

深雪たんは俯きながら今にも掻き消えてしまいそうなくらい小さな声でそっとそう呟いた。

静名「深雪ちゃんは…裏葉君のこと嫌いなの?
深雪「そ、そんなこと無いです…けど
静名「ふふwじゃあ決まりだねーv
深雪「ぁっ…

まんまと静名さんの口車に乗せられて押し黙る深雪たん。
アーメン…じゃなくて

裏「あのー…、それはちょっと、いやかなり危険な香りが漂うのですが…
静名「だいじょーぶだよー
裏「いや…でも
静名「だって家の温泉、元々混浴だもーんw
裏「な…

なんだってぇええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!11111
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