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深雪〜miyuki〜 encore #1


―冬も終わりに近づき、季節も春に近づいてきた頃。

まだ少し寒さが残るが、日々少しずつ暖かくなってきた。

町並みを彩る木々も、少しずつ彩りを増している。


静名「あったかくていい天気ーw
深雪「風が…気持ちいいですね

そうして僕らは久しぶりに皆で集まって遊びに行くことになった。

日差しも明るく、ぽかぽか陽気で絶好のお出かけ日和ってとこだろう。

深里「あうー、お腹減った…

が、早速深里ちゃんがお腹を抑えてうなだれている。

裏「深里ちゃん、昼間ケーキ食べまくってたじゃん…しかも僕に奢らせて…
深里「甘いものは別腹なのー
裏「……。
深雪「もう…深里ったら…

そんな深里ちゃんを見て呆れた様にそう口にする深雪たん。

深里「むぅ…お姉ちゃんだってお腹すいたでしょ〜!
深雪「え、わ、私は別に…

よほどご飯にありつきたいのか、負けじと反論してくる深里ちゃん。
見かけによらず食い意地が張っている。

まぁ食べてもちっとも成長してない様に見えるが。(主に胸とか

深里「…。
裏「いたっ!痛い!痛いって!突然何するの深里ちゃん!
深里「なんか今すっごく裏ちゃんに馬鹿にされた気がしたんだもん
裏「……。

女のカンという奴は全くもって恐ろしいぜ…!

というか深里ちゃんの場合ほとんどエスパーな気がするが!

静名「んー…じゃあそろそろお昼にするー?
深里「さんせー!
静名「深雪ちゃん達もいいかな?
深雪「あ、はい私は別に…
裏「まぁ…いいですよ

そこまでお腹が空いてるわけでもなかったが、朝食を軽く済ませたせいか少し小腹が空いていた。

静名「じゃ、そこのレストランにでも入ろっかw

と、静名さんが目の前のレストランを指差した。

見た目はレストランというかカフェに近いような…、
そんなこじゃれた感じのする外見だった。

まぁ女の子はこういう店好きそうだけど…。

しかし繁華街というわけでもないのに、上手い具合にお店があるものだ。


―そうして店の中に入る一行。

扉を開くなりカラーンとベルの音が鳴り響く。

「お客様、4名様で宜しいですか?
静名「はーいw
「それでは奥のお席へご案内致します

店に入ると店員さんが手際よく、席まで案内してくれる。

「ご注文、お決まりになりましたらお声をかけてください。
「それではごゆっくりどうぞ
静名「はーい、有難うございますw

店員さんはペコッと軽くお辞儀をすると、また業務に戻って行った。

僕たちは案内された席に向かい合って座る。

手前に僕、深里ちゃん。
向かい側に深雪たん、静名さんといった感じだ。

深里「はー、疲れた〜よっこらしょっと

全く萌えない台詞を吐きながら席へ座る深里ちゃん。

静名「久しぶりねー、皆集まってワイワイするのw
深雪「そ、そうですね
静名「ほら、深雪ちゃんも久しぶりに裏葉くんに会えたんだからもっと嬉しそうにしなさいってw
深雪「あ、あああの…えと…

耳まで赤くして深雪たんがこちらを見つめてくる。

その潤んだ瞳を見るなり、こっちにまで熱が伝わりそうになってくる。

…可愛いってレベルじゃねーぞ!

静名「ほら、そんな恥ずかしがってないで!
深雪「きゃあっ…!む、胸を揉まないでくださいぃ…
静名「深雪ちゃんてば相変わらずおっきくて柔らかいねーw
深雪「は、はうぅぅ……

席についてからというもの、早速ハレンチ行為に走る目の前の二人。
なんという公然わいせつ。

けしからん。

むにゅむにゅと効果音が聴こえてきそうなくらいに、静名さんが深雪たんの巨乳を揉みしだいている。

顔を紅潮させながら、うっすらと涙を浮かべて淡い息を吐いている深雪たん。

けしからん。
実にけしからん。

もみもみ。

裏「…。
深里「裏ちゃん、ヨダレ垂れてるヨダレ
裏「え!
深里「なんちゃって〜
裏「……。

このペチャパイ娘もどうにもこうにも相変わらずの様だ。

殴りたい!ビクビクッ

裏「まぁえっとその…ひ、久しぶり…ですね
深雪「あ…はは、はい…

なんだかんだで僕が深雪たんと会うのは僕の誕生日以来、2ヶ月ぶりだった。

しばらく会っていなかったせいか、緊張して上手く喋れないんだぜ…。

静名「あらあら、二人とも赤くなっちゃって、初々しいわねーw
裏「…。
深雪「あ、あ、あぅぅ…

そんな僕達を見てニヤニヤしながらちょっかい出してくる静名さん。

この人も相変わらず…っていったとこでしょうか。

裏「あはは…、でも元気そうで安心しました
深雪「あ…。
深雪「有難う…ございます

久しぶりに会った深雪たんは、なんだかより一層可愛らしくなった気がした。

気のせいか胸も少し大きくなった様な。

深里「裏ちゃんてばまたお姉ちゃんのコトいやらしい目で見てる〜…
裏「え゛!そ、そんなこと無いよははは
深里「そんなこと言ってもココは正直!
裏「や、どさくさに紛れて何とんでもないこと言ってんの深里ちゃん

深雪「あ、あの…私ちょっとおトイレ行ってきます…
裏「あ、はい気をつけて
深里「トイレに行くのに気をつけるも何もないもーん
裏「まぁ深里ちゃん少し黙ろうか!


―。

静名「それで?
裏「…はい?
静名「最近深雪ちゃんとはどうなのよーw

静名さんは興味津々な様子でそう聞いてきた。

裏「ど、どうと言いますと…
静名「なーに言ってるの、付き合ってるんでしょ?裏葉くん達
裏「え…え、っとまぁ…一応…

付き合い始めたばっかだっていうのに早速2ヶ月ほど会ってないけど…。

深里「しちゃったの〜?
裏「……。

この小娘は言いにくいことをすんなりと言いやがって…。
もうちょっと乙女らしい恥じらいみたいのはないんでしょうか。

というか以前にも増してストレートになりやがった様な。

静名「聞いた話じゃ、付き合い始めてからまだ1回もまともにデートに行ってないって言うけどー
裏「まぁ、その…
深里「お姉ちゃんが裏ちゃんと遊びに行ってるとこ、見たことないもーん
静名「裏葉くん、誘ってもあげないらしいじゃん
裏「まぁ、その…
深里「人として最低だよね〜
裏「……。

僕のナイチチをグサリと射付く様に話を続ける静名さん。

と、横で何やらのたまう小娘。
ナイチチ。
Aカップ。
まな板。
ペチャパイ。
平面。

深里「…裏ちゃん、なんか私今すごく侮辱された気がするんですけどぉ…
裏「気のせいでしょ

もし心を読まれたとしたらぶち殺されること受け合いなわけだが。

静名「ま、せっかくこうして機会を作ってあげたんだから、深雪ちゃんと上手くやりなさいよねー
裏「上手くと言いますと…
静名「だからこう、イチャイチャってするのー
裏「イチャイチャって…
静名「もぉー、恋人同士にしか出来ないこととかあるでしょ!
裏「そ、そう言われても…
深里「夕日の見える浜辺で抱き合ってキスしたりとかー
裏「……。

隣に座ったお子様が一昔前のドラマみたいな事を言いだす。

っていうかこの辺に浜辺なんてないよ深里ちゃん。

深里「裏ちゃんのことだから抱き合ったら胸が当たって気持ちいいとか思ってるんだろうけど〜
裏「お、思ってません

思ってます。

くやしい…!でもry

静名「…ふー、裏葉くんってば相変わらず駄目ねぇ〜
裏「うぅ…

そう言って静名さんはやれやれといった表情で、ふぅっとため息を吐いた。

静名「…ま、私達がフォローしてあげるから上手くやるんだぞw
裏「そう言われても…っていうか僕、今日どこに行くかも聞いてないんですけど

"皆で遊ぶから裏葉くんも来るんだぞー"

と、静名さんから来たメールにはそう書かれているのみで、具体的なことは何一つ記されていなかったのだ。

静名「ふふw今日は裏葉くん達のために私がとっておきのデートコースを考えてきたのよー
裏「デートコースと言いますと…
静名「ほら、デートの定番って言ったらアレに決まってるでしょwア・レw
裏「アレと言われても…

一口に"アレ"と言われてもアレとかアレとかアレとか。
考えようによってはアレなんかもあるし。


静名「ふふふ、今日は皆で遊園地に行くのよーw
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