深雪「自重してください…

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大好きな人にばかと言われたくて横になる


なんてことだろう。
その日、僕は酷く遅刻してしまった。

待ち合わせに遅れること2時間、僕は息を切らしながら約束の場所へと向かった。

ハァ…ハァ。

ぱらぱらと雨が降ってくる。
それでも無我夢中に僕は走った。

そうして着いた待ち合わせ場所。

そこにはずぶ濡れで僕を待つ彼女の姿があった。

「え…っと

言葉が出なかった。
彼女は傘も挿さずに、ただ僕の事を待っていてくれたのだ。

彼女の全身に滴る雨の雫。
風邪を引いてしまうかもしれない。

雨で濡れたその髪は、彼女の美しく長い黒髪をより一層引き立てていた。
僕は不謹慎にもそんな彼女の姿にドキッとしてしまった。

「…裏葉さんの…
「……裏葉さんの……ばか……
「あ…

彼女は僕を見て口を開くと、少し怒った口調で、俯き加減にそう言った。

まぁ…それはそうだ。
この状況で怒らないで居ろという方が無理だろう。

「あ、あの…えっと、ごめ…ん

もはや弁解のしようもないだろう。
しかも遅れた理由がテトリスに夢中になってたからだと言うんだから本当に何も言えない。

「……

彼女は無言で僕の手を取る。

「あ、み、深雪…さん?


「こんなに…濡れちゃったんですから、責任とってくれなきゃ許してあげないですからね


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